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離乳食食べない

「一生懸命作ったのに、一口も食べてくれない」「べーっと吐き出されると、自分の努力が否定された気分になる」…。離乳食の悩みは、毎日のことだけに本当に疲弊しますよね。栄養不足にならないか、周りの子と比べて焦ってしまう気持ち、痛いほどわかります。

食べないのには、赤ちゃんなりの理由があります。

  • 新奇恐怖(ネオフォビア): 本能的に「見たことがないもの」を警戒する性質があります。
  • 食感や温度へのこだわり: どろどろが嫌、逆に固形が怖い、冷たいのが嫌など、非常に繊細な感覚を持っています。
  • 自己主張の芽生え: 「今は食べたくない」「自分でスプーンを持ちたい」という、自立心の現れであることも多いです。

食事の時間が「無理やり食べさせられる苦痛な時間」になってしまうと、将来的な偏食や、食に対する意欲の低下を招く恐れがあります。一方で、楽しくリラックスした環境であれば、少しずつ多様な味を受け入れる脳が育ちます。

  • 親が楽しそうに食べる: 「美味しいね!」と親が食べて見せることで、安全な食べ物であることを伝えます。
  • 遊び食べを少し許容する: 手づかみで感触を確かめることは、食への関心を高める大切なステップです。
  • 「一口でもOK」の精神: ほんの少しでも口に入れたら、大げさに褒めて「食べることは楽しい」と印象づけます。
  • 無理やり口に押し込む: 恐怖心を与え、嚥下(飲み込み)の反射を妨げる可能性があります。
  • スマホやテレビで気をそらして食べさせる: 何を食べているか意識させない食べ方は、食欲の自己調節能力を育てにくくします。

離乳食を食べない背景には、上記のような心理的・本能的な要因があります。

もし、体重が全く増えない、水分も摂らない、あるいは飲み込むときにひどくむせるといった症状がある場合は、**小児科や地域の管理栄養士、言語聴覚士(摂食嚥下専門)**への相談を検討してください。口の中の過敏さや、飲み込む機能の発達状況に合わせた個別のアドバイスが受けられます。