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着替えで逃げる

「逃げないで!」「袖に手を通して!」と、朝の忙しい時間に家中を追いかけっこ。一生懸命準備しているのに、笑いながら逃げられると、つい「いい加減にして!」とため息が出てしまいますよね。

着替えで逃げ回るのには、いくつかの理由があります。

  • 開放感の享受: 服を脱いだ時の「裸でいる開放感」が楽しくて、走り回ってしまうことがあります。
  • 自我の芽生え: 「自分で選びたい」「今はこれを着たくない」という、自律心の現れです。
  • 追いかけっこの遊び: 親御さんが追いかけてくる反応を「遊び」だと認識して楽しんでいます。

無理やり押さえつけて着せることが続くと、着替え=「自由を奪われる嫌な時間」と学習してしまいます。一方で、遊びの要素を取り入れながら進めると、身の回りのことを自分でする意欲(自立心)が育ちます。

  • 「どっちにする?」の2択: 「赤い服と青い服、どっちがいい?」と自分で選ばせることで、納得感を持たせます。
  • 鏡で「変身!」: 着替えた後に鏡を見せて「かっこいいね!」「お揃いだね!」と気分を盛り上げます。
  • 実況中継: 「おててがトンネルを通りまーす!」と遊びの要素を取り入れます。
  • 怒鳴って押さえつける: 恐怖心を与えると、着替えそのものが嫌いになります。
  • 無理やり腕を引っ張る: 関節を痛める危険(肘内障など)があるため、注意が必要です。

着替えで逃げる行動には、以下のような多角的な要因が絡み合っています。


着替えで逃げるのは、元気な証拠であり、自我が育っている素晴らしいステップです。

もし、特定の素材(タグや縫い目)を異常に嫌がる様子があったり、着替えの際にパニックのような泣き方をする場合は、感覚過敏の可能性も考えられます。気になる場合は、保健師や発達相談窓口に相談し、肌に優しい服の選び方や関わり方のコツを聞いてみてください。